2013年12月22日日曜日

ライブ情報 お詫びと訂正

2013年12月20日発行 ファルーカVol.32
ノヴェンバーイレブンス パート2のライブ情報につきまして
全て間違った古い情報を掲載してしまいました。
お詫びして訂正いたします。
関係者の皆さま、情報をご覧になった全ての皆様に
ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

正しいライブ情報

2013年12月27日(金)
Flamenco
OPEN:18:00START:19:30?(ワンステージのみ)
CHARGE:4,725yen(税込)
Bailaora*チャチャ手塚, 鈴木眞澄三原孝美, 小杉愛
Cantaora*川島桂子
Guitarrista*今田央


2014年1月18日(土)
Flamenco「新春踊り初め」特別公演
OPEN:17:00START:18:30?(途中休憩あり)
CHARGE:3,675yen(税込)通し
Bailaora*川村正志, 尾方晶子, 助川しのぶ長島麻美子, 野上理恵, 川上摩紀
Cantaora*齊藤綾子
Guitarrista*内藤信
Violin*三木重人


2014年1月19日(日)
Flamenco「新春踊り初め」特別公演
OPEN:17:00START:18:30?(途中休憩あり)
CHARGE:4,725yen(税込)
Bailaora*林順子, 今井協子, 鬼本由美池本佳代, 小島裕子, 河内さおり
Cantaora*川島桂子
Guitarrista*高橋紀博


2014年1月25日(土)
Flamenco「新春踊り初め」特別公演
OPEN:17:00START:18:30?(途中休憩あり)
CHARGE:3,675yen(税込)
Bailaora*永田健, ローリー・ドワイヤー, クララ・ヴォダルツ岡安真由美,椎原佳奈子,平尾華子(平富恵舞踊団)
Cantaor*那須慶一
Guitarrista*長谷川暖
Percussion*すがえつのり


2014年1月26日(日)
Flamenco「新春踊り初め」特別公演
OPEN:17:00START:18:30?(途中休憩あり)
CHARGE:4,725yen(税込)
Bailaora*齋藤尚子, 関口京子, 宮田由起枝ラスルイサありみ, 公家千彰, 河野睦
Cantaora*森薫里
Guitarrista*岩根聡
Violin*平松加奈


2014年2月22日(土)
Flamenco
OPEN:17:00START:18:30?(途中休憩あり)
CHARGE:3,675yen(税込)
Bailaora*相田良子, 沖真悠子, 大野明子加藤誠子, 柴田千穂, 津幡友紀
Cantaor*有田圭輔
Guitarrista*長谷川暖



大変申し訳ございません。
以下の情報はすべて古い情報で間違いです。

×「Sabado Flamenco Vol.197」
日時:1月26日(土)第1部18:30 第2部20:00
会場:ノヴェンバーイレブンス1111 Part2(東京/赤坂)
料金:各部¥3,150(通し¥4,200)
出演:B=鬼本由美、今井協子、関口京子 C=森薫里 G
=岩根聡 Vio=平松加奈
問合:03-3588-8104 ノヴェンバーイレブンス パート2

× ノヴェンバーイレブンス「Domingo Flamenco
Vol.267 ?新春特別公演?」
日時:2月10日(日)第1部18:30 第2部20:00
会場:ノヴェンバーイレブンス1111 Part2(東京/赤坂)
料金:各部¥3,360(通し¥4,410)
出演:B=高野美智子、田村陽子、屋良有子 C=那須慶
一 G=岩根聡 Vio=平松加奈
問合:03-3588-8104 ノヴェンバーイレブンス パート2

×Viernes Flamenco Vol.25「アスール公演」
日時:3月15日(金)18:30開場 19:30開演
会場:ノヴェンバーイレブンス1111 Part2(東京/赤坂)
料金:¥4,750(1ドリンク、1ディッシュ付き)
出演:B=クララ・ヴォダルツ、谷藤京子、戸田愛子、歌門明美、
森野麻紀、高木映子、原田裕子 C=森薫里 G=山崎まさし
問合:03-3588-8104 ノヴェンバーイレブンス パート2

× ノヴェンバーイレブンス「Sabado Flamenco
Vol.200」?Sabado Flamenco 200回記念特別公演?
日時:3月16日(土)第1部18:30 第2部20:00
会場:ノヴェンバーイレブンス1111 Part2(東京/赤坂)
料金:各部¥3,675(通し¥4,725)
出演:B=宮野ひろみ、ナオミ・ピアッツァ、屋良有子 C=川
島桂子 G=高橋紀博
問合:03-3588-8104 ノヴェンバーイレブンス パート2

×ノヴェンバーイレブンス「Spring Festival(春の祭典)」
日時:3月20日(水)17:00開場 18:30開演
会場:ノヴェンバーイレブンス1111 Part2(東京/赤坂)
料金:¥4,725
出演:B=本間静香、田倉京、東仲マヤ、神谷真弓、土方憲人、
佐藤哲平 C=那須慶一 G=長谷川暖
問合:03-3588-8104 ノヴェンバーイレブンス パート2

× ノヴェンバーイレブンス「Domingo Flamenco
Vol.270」?Spring Festival(春の祭典) ?
日時:3月24日(日)17:00開場 18:30開演
会場:ノヴェンバーイレブンス1111 Part2(東京/赤坂)
料金:¥5,250
出演:B=高野美智子、大塚香代、太田マキ、荻村真知子、
田中菜穂子、岡安真由美 C=川島桂子 G=高橋紀博
問合:03-3588-8104 ノヴェンバーイレブンス パート2




2013年12月19日木曜日

飯塚真紀クルシージョ開催!
★疲れた心と体に効く スローフラメンコ
★ヘレスのゆったりブレリア


★疲れた心と体に効く スローフラメンコ
初級~中級者クラスギター付

「スローフラメンコ」は、フラメンコのリズムの輪の中で、
人とのつながりを大切にして楽しむフラメンコ。
フラメンコの技術面ではなくスピリットに重点を置いた内容です。
単純なパルマとハレオでフィエスタを意識したタンゴのコンパスを作り、踊って遊びます。
日常生活の中にフラメンコの精神を取り入れたい方、
あなたらしいフラメンコとの関わり方を探している方にお勧めです。

■開催日・場所
(1) 2014年1月7日(火)19:00~21:00 
 三田/カサ・デル・アルテ(スペイン舞踊振興マルワ財団スタジオ) 地図

(2) 2014年1月12日(日)12:00~14:00 
 中野/スタジオ・ブレーニャ 地図
※(1),(2)の講座内容は同一、それぞれの時間で完結です。

■講師:飯塚真紀
■受講料:4000円
■問合せ先:E-Mail: kirico@flamenco-sitio.com または TEL: 070-6476-8421(シティオ事務局)

★疲れた心と体に効く スローフラメンコ 未経験者クラス

フラメンコは全く初めて!という方を対象に、
「スローフラメンコ」でフラメンコの楽しさを体験しながらリフレッシュ!
「スローフラメンコ」は、フラメンコのリズムの輪の中で、
人とのつながりを大切にして楽しむフラメンコです。
フラメンコの技術面ではなくスピリットに重点を置いた内容です。
まずリラックスし、自分の内面を見つめるエクササイズから始まり、
フラメンコでコミュニケーションしながら本当の自分を発見していきます。
フラメンコの輪の中で一緒に遊びましょう。


■開催日・場所
2014年1月11日(土)10:00 ~12:00 高田馬場/スタジオ・クラウディア 地図
 
■講師:飯塚真紀
■受講料:3000円
■問合せ先:E-Mail: kirico@flamenco-sitio.com または TEL: 070-6476-8421(シティオ事務局)


ヘレスのゆったりブレリア<ギター付>

ヘレスのブレリアのノリを「スローフラメンコ」で体得していきます。
いくつかの簡単なパルマ、ハレオ、パソを組み合わせて
ブレリアのリズムを作り上げます。
振り付けは二の次、重要なのはコンパスでの音楽作りです。
そこにこそフラメンコが存在します。
そして、そこから即興が楽に生まれてくる感覚をつかみとっていきます。
対象は初級者から中級者

■開催日・場所
(1)2014年1月10日(金)19:00~21:00  
 三田/カサ・デル・アルテ(スペイン舞踊振興マルワ財団スタジオ)地図

(2)2014年1月12日(日) 14:20~16:20  
 中野/スタジオ・ブレーニャ 地図
※(1),(2)の講座内容は同一、それぞれの時間で完結です。

■講師:飯塚真紀
■受講料:4000円
■問合せ先:E-Mail: kirico@flamenco-sitio.com または TEL: 070-6476-8421(シティオ事務局
■詳細 http://flamenco-sitio.com/sj/2013/11/003.html



飯塚真紀 プロフィール
スペイン在住18年(内へレスに15年)のスローライフ・フラメンカ。スペイン政府給付留学生としてフラメンコを学びプロの踊り手として活動を続けていたが、2005年「スローイズビューティフル」という本に出会い、踊り手としてのステージ活動を休止。 その後は「スローフラメンコ」と題して自然な生活と共にあるフラメンコを実践、指導している。サイト「フラメンコ・シティオ」で「スローライフ・フラメンコ」を連載中。


2013年12月4日水曜日

フラメンコ・ギタリスト カニサレス氏の生演奏


インタビュー後にカニサレスさんが生演奏してくれました。動画はこちら。


2013年12月3日火曜日

フアン・マヌエル・カニサレス氏 来日インタビュー


 「魂を揺さぶる音色」と、その高い技術と音楽性が絶賛されているフアン・マヌエル・カニサレス氏が12月18・19日の新宿文化センター公演を前に来日。舞台の見どころと、その人となりを紹介します。

 初来日は1989年、パコ・デ・ルシア氏のツアーでセカンド・ギタリストを務めた。
 今回の来日で楽しみなことの一つが「沖縄に行くこと。琉球音楽がとても好きなので、いろいろ聴きたい」とのこと。作曲も手がけ、オーケストラとの共演も多いカニサレス氏。多忙な音楽活動の中でも「昨年夏、日本に来た時は富士山の頂上にも登ったよ。楽しかった」という行動派。「ギターはいつも座って、静かに弾いているものだから、オフの時はアクティブに動こうと思っているんだ」。
 日本に来て苦手なのは「地震!こわいよ。揺れるときにグラスなどがカタカタいうでしょう、あの音が嫌いなんだ」。
 1966年、スペイン東部のカタルーニャ生まれ。わずか10歳でパコ・デ・ルシア氏にその才能を認められた。「親戚からプレゼントされたギターを手にギター教室に通い出したのは父だったんだけど、一緒についていった兄の方が上手で、先生が『この子を習わせなさい』って(笑)。私はその(9歳年上の)兄から教わり、弾き始めたんだ。6歳の時だよ」。
 そんなカニサレス氏がおくるカルテット(四重奏)公演の魅力とは――。



――今回のカルテット(四重奏)公演の魅力は?

 今回のショーは、踊りが主体のものではありませんが、バイレというフラメンコの大事な要素も取り入れています。今回、一緒に来日するアンヘル・ムニョス(バイレ、カホン、パルマ)とチャロ・エスピーノ(バイレ、カスタネット、パルマ)はスペインでもキャリアを認められた、優秀な踊り手です。
 音楽的には、私と、セカンド・ギターを務めるフアン・カルロス・ゴメスの2台のギターの掛け合い、ダイアローグ(対話)に注目して、楽しんで頂ければと思います。

――カニサレスさんはオーケストラと共演したり、グラナドスのピアノ曲をギター用に編曲したりと多彩な活動をなさっていますが、ご自身の中で「フラメンコ」と「フラメンコ以外の音楽」という区分けはありますか?

 私は、クラシックの演目を演奏することがあっても、フラメンコ・ギタリストです。フラメンコとクラシック、全く別の世界ですが、例えば、私が今、シリーズとして手がけている、スペインクラシックの作品をフラメンコ・ギターで演奏するということに関していえば、アルベニスやグラナドス、ファリャといった作曲家もフラメンコから影響を受け、その作品の中に潜むフラメンコらしさを取り出し、それを強調することによって、フラメンコとクラシックの間の架け橋になれればと思います。
 偉大なクラシックの作曲家たちが、フラメンコから様々なものを吸収して自分の作品に取り入れたように、私も、偉大なクラシックの作曲家からいろいろなものを取り入れ、自分のフラメンコとして発信していきます。
 スペインクラシックに興味を持ったのは、9〜10歳の頃、音楽院(コンセルバトリオ *スペインの義務教育は主要教科のみなので、国立・私立の芸術音楽院があり、自由意思で好きなものを学べる)で勉強していた時。そして初めて、クラシック作品をギターに編曲したのは、90年代の初めにパコ・デ・ルシアがアランフェス協奏曲のCDを発売した時、一緒に収録したアルベニスの組曲「イベリア」の3曲が最初です。その時、このプロジェクトはとても面白いと思ったのです。
 
――これまで共演してきて、影響を受けたアーティストは?

 様々な偉大なミュージシャン、アーティストと共演する機会がありましたが、それぞれに必ず新しい発見、刺激がありました。
 イギリスのピーター・ガブリエル、彼のスタジオでセッションをしたり、新しい試みを行ったのは貴重な経験でした。そして、アメリカのジャズギタリスト、マイク・スターン。彼とのセッションもとても魅力的でした。
 そして、ベルリン・フィルとの共演、指揮者であり芸術監督のサー・サイモン・ラトルとの出会い。彼らとの共演は、私にこれまで体験したことのない、新しい世界を拓いてくれました。

――カニサレスさんにとってフラメンコとは?

 様々なジャンルのミュージシャンと共演していても、私の演奏は常にフラメンコらしさを失いません。彼らの、別のスタイルの音楽と、自分の演奏するフラメンコスタイルの音楽が、どのような新しいものを織り成していくか、そこにとても興味があります。
 フラメンコの一番の魅力は力強さ、そして、次に何が起こるのか分からないという即興性、未知な部分ですね。私たちフラメンコに携わる人間にとっては、「曲」という概念がなく、「形式」という概念があるのです。ソレアやシギリージャというそれぞれのリズムに則って、舞台上のアーティストが同じリズムの中で新しいものを創り出していく。暗黙の緊張感の中で、演奏と作曲が同時進行していく。それがまさにフラメンコの醍醐味、最大の魅力だと思います。
 ぜひ、それを18・19日の舞台でお楽しみ頂きたいと思います。

(スペイン語通訳/小倉真理子さん  取材・文/恒川彰子)

カニサレス オフィシャル・サイト(日本語サイトあり)

プランクトンのカニサレス・サイト


★カニサレス氏 インタビュー動画



2013年12月1日日曜日

フラメンコ フラッシュ モブvol.2 in 渋谷

11月23日(土)、代々木公園で開催された「フィエスタ デ エスパーニャ」において、「フラメンコ フラッシュ モブ」が決行されました。
「フラッシュ モブ」とは?
口コミやネットの呼びかけに応じた不特定多数の人々が、街角で、ただの通行人だと思いきや、いきなりダンスやパフォーマンスを行い、終わったと思ったらさっと解散してしまう、こと。フラメンコのフラッシュ モブ、スペインでも行われているらしい。



主催はバイレフラメンコ。
丸の内に続いて、今回で2回目の開催です。

最初に、バイレフラメンコのホームページで告知されました。
http://flamenco.baile.jp/546
参加人数は上限100人の事前申込み制。今回は、一般の人たちが多く来場するイベントでの開催、安全を確保するためなのです。
申込みをすませると、前日にメールが届きます。
「明日はお天気、決行します。1時間前に集合してください。実施場所と注意事項をお知らせします!」とのこと!お天気を願いつつ楽しみに就寝!

当日は快晴!代々木公園某所で集合。女性が大勢いるのですぐわかる。
バイレフラメンコのスタッフさんから場所の詳細と注意事項が伝えられます。
「安全を最優先してください。特に踊っているとき、周りの観客の方たちに注意して。ケガやカメラにぶつからないよう充分気をつけてください。」
「最初にプロのカンテ、バイレの方たちがきっかけを作ります。次にセビジャーナスの歌が始まったら踊ってください。4番まで踊ります。最後のポーズですが、ステージ方向に向かってとってください。」などなど。


きっかけを作ってくれるアルティスタの方々、カンテ有田圭輔さん、バイラオールSIROCOさん、三枝雄輔さん、ギターChanoさんです。見ているだけで盛り上がる!
(顔が隠れちゃいました!有田さんごめんなさい!)有田さんのカンテ、SIROCOさんの踊りに、しばし見とれてしまいます!



そしてセビジャーナスが始まった!有田さんに手招きされて、みな踊り出します!
見物の人たちも、隣の人が急に踊り出してビックリ!


紅葉と青空の下、踊る、踊る!
隣に居た若者男子が「おおー、ちょーカッコイイ。やべー。フラメンコかっこいいぜ。やべー。」だって。どうだ、参ったか!
みんな、とってもイイ笑顔で踊ってます!


モブも無事終了。大成功!
バイレフラメンコさんいわく、1回目の丸の内モブが成功したので、今回は順調に進行したのだそう。このイベントでの成功が、ぜひ次回につながりますように!!
アルティスタの方たちは、その後ライブ・ステージへ。
私たちも見学へ。SIROCOさん、三枝雄輔さんのパワフルなステージを堪能。
そしてその後は、ゆっくりスペインワインを片手にイベントを楽しんだのでした!




2013年10月21日月曜日

ニーニョ・ホセーレ
11月3日・4日開催、日本公演に向けてのインタビュー

★ギタリスト ニーニョ・ホセーレ
 11月3日・4日開催、日本公演に向けてのインタビュー



待ちに待った公演まで、あと2週間!
ファン・デ・ファン フラメンコ “La Voz del Vaile”(踊りの声)
公演情報
http://www.lostarantos.jp/juandejuan/juandejuan.html

2013年10月18日金曜日

日本フリーペーパー大賞2013
「ファルーカ」エントリー!

日本フリーペーパー大賞2013に「ファルーカ」エントリーしました! 都道府県は全国です。 1日1票、11月15日まで毎日!ファルーカに投票してください。
よろしくお願いします。 furipetai.nfpa.jp/entry/


レメディオス・アマジャのインタビュー
2013年11月3・4日日本公演に向けて

初来日するレメディオス・アマジャ
楽しみです!


公演の詳細はこちら
http://www.lostarantos.jp/index.html


はじめて買ったフラメンコCDが
レメディオス・アマジャの「メ・ボイ・コンティーゴ」だった私。

http://www.acustica-shop.jp/shopdetail/001002000394/


「メ・ボイ・コンティーゴ」

「メ・ボイ・コンティーゴ」

2013年10月10日木曜日

フラメンコ・フェスティバル
マヌエル・リニャン来日直後インタビュー

開幕直前!本場スペインの豪華アーティストによるフラメンコ・フェスティバルの初日公演「トラスミン(Trasmín)」に出演の舞踊手マヌエル・リニャン来日直後インタビュー 
聞き手:坂倉まきこ
(フラメンコ・コーディネーター)


10月とは思えない暑さの東京。それもそのはず、スペインから熱いフラメンコ達が続々と到着しております。いよいよ明後日(12日)から3日間、パルコ主催のフラメンコ・フェスティバルが新宿文化センターにて開催されます。現代フラメンコを牽引する素晴らしいアーティスト達が来日ということで、フラメンコファンのみならず、全てのアートファンには見逃せないラインナップです。
メンバーより一足先に昨夜到着したマヌエル・リニャン(Manuel Liñan)。夜中1時過ぎにホテルに着き、寝たのは朝の4時過ぎだったにもかかわらず、来日後の第一声を届けにインタビューに応じてくれました。さすが、世界をまたにかけて活躍するアーティスト。旅の疲れも見せずに爽やかに登場です。

坂倉(以下S:おはようございます!日本にようこそ!
マヌエル・リニャン(以下M:ありがとう!
S:どちらから飛んで来られたのですが?
M:マドリードから。今、新しい公演の準備をしているんだ。
S:それはご自身の公演ですか?
M:そう。僕の公演で11月にマドリードで初演。踊り手5人にミュージシャン4人で作っているんだ。

5歳のときに学校の授業でフラメンコを踊り始め、その後、地元グラナダでマリア・ヘスス・オカニャMaría Jesús Ocañaについてレッスンを始めたマヌエル・リニャン。やがてマドリードに居を移し、多くのアーティストとの共演を重ねてキャリア積み、33歳の若さでいまや振付家としても大活躍しています。例えば、スペイン国立バレエ団の2作品に振付家として参加。また、昨年のビエナル公演「REW(リワインド:巻き戻し)」では、フラメンコの歴史を巻き戻すというコンセプトの作品では、バイレまでも逆回しの振付けをつけた天才的才能の持ち主なのです。もちろん舞踊手としても今年のプレミオ・MAXで最優秀男性ダンサー賞(フラメンコだけでなく様々な分野のダンサーの中から選ばれる賞)を受賞。

S:日本はどうですか?世界中を回られておられますが、好きな国の何位に入りますか?
M:ははは(笑)どの国もいいけど、日本はある意味特別。僕らの文化、フラメンコを愛してくれてるし、人々も親切でとても礼儀正しくて大好きだよ。
S:何か日本に来て、「これはやりたい!」ということはありますか?例えば、食べたいものとか?
M:ラーメン!!(即答!)

どうやら今回の来日での外食第1回目は、ラーメン&餃子で決定のようです。
さて、では早速、今回日本で公演する作品について伺ってみましょう。
M:「トラスミン」は、ロシアのフラメンコ・フェスティバルで初演したんだけど、それ以前もベレン・マジャ(Belén Mayaとは一緒に作品づくりをしてきたんだ。ベレンのお父さんであるマリオ・マジャ(Mario Maya)のオマージュ公演でも。この作品は僕ら2人それぞれのもつエッセンスが詰まった作品。僕らはとてもいい関係で、一緒に舞台で踊れることを何より楽しみにしている。それがこの作品で実現しているので、2人が共に踊れることを祝うフィエスタのような気持ちもあるよ。2人ともとても楽しんで、自分のやりたいことを存分に発揮できているんだ。観ている人とも僕らのワクワクする気持ちを分かち合えるんじゃないかな。特にストーリーなどはなく、シンプルに楽しんでもらえる、トラディショナルなフラメンコの作品だよ。
S:楽しみですね!ちなみにオープニングはどんな感じですか?
M:ベレンと僕とでカンティーニャス(Cantiñas;フラメンコの曲種名)を踊るよ。ベレンのバタ・デ・コラ(Bata de Cola;ドレス後部の裾が長く伸びた衣装)でのバイレはすごく素敵だよ。
S:なぜ最初にカンティーニャスを持って来たのですか?
M:僕はバタ・デ・コラの振付けにとても縁があるんだ。「ムヘーレス(Mujeres)」という作品ではメルチェ・エスメラルダ(Merche Esmeralda)、ベレン・マジャ、ロシオ・モリーナ(Rocío Molina)の3人のバイラオーラのバタ・デ・コラの振付けもしたし。だからバタで踊るために相応しい曲と思ってカンティーニャスを選んだんだ。

今回のメンバーは、カンテにダビ・ラゴス(David Lagos)、マティアス・ロペス(Matias Lopez)、ギターはアルフレド・ラゴス(Alfred Lagos)ですが、このメンバーでの公演は初めてとのこと。講演前日の明日もリハーサルの予定がぎっしり入っているようです。
S:作品の見どころは全部だと思いますが、あえて上げるならどこでしょう?
M:ベレンのバタ・デ・コラのバイレ、それと彼女のマルティネーテ(Martinete)。これはベレンの父マリオ・マジャへのオマージュなんだ。
S:あなたは作品の中では他に何を踊られますか?
M:タラント(Taranto)とソレア(Soleá)だよ。
S:あなたの踊るタンゴ(Tango)を楽しみにしている人が多いんですよ。
M:(笑)タラントの締めでタンゴを踊るから、そこを楽しみにしていて。

マヌエルの生まれ育ったグラナダは、フラメンコのメッカのひとつですが、セビージャやヘレスなどとは違う風土や歴史的背景がフラメンコの中にも反映されています。特にタンゴ(Tango de Granada;タンゴ・デ・グラナダ)やサンブラがとても特徴的。その土地ならではのスタイルがあるのがフラメンコですが、バイレに関しては踊り手の個性やいろんな人から習って行く過程で土地柄の特徴は中和されていくとのこと。一方、カンテ(歌)にはその違いが現代でも色濃く現れています。そしてそのカンテのレトラ(歌詞)は踊りに大きな影響を与えると言います。今回マヌエルがタラントの最後に踊るタンゴはもちろんタンゴ・デ・グラナダ!かと思えば「その時のカンタオール(歌手)が歌いたいと思ったタンゴで踊るよ。」フラメンコの神髄はやはり即興なのですね。

今後の夢について尋ねると「とにかく踊り続けることができること。それだけだよ。」というマヌエル・リニャン。最後に日本の皆さんに一言お願いします。


「是非、劇場に観に来てください。「トラスミン」で一緒に楽しいひと時を過ごしましょう!」



2013年10月8日火曜日

新発売!! ファルーカTシャツ

久しぶりのファルーカTシャツ新作です!

スペインの人に考えてもらった言葉
El duende se alza
どういう意味か聞いたところ
「良いフラメンコの感動で盛り上がる。みたいな意味」
とのこと。かっこいいので採用しました!

セレクトショップで販売中
http://www.flamenco-farruca.jp/shop/





ファン・デ・ファン フラメンコ “La Voz del Vaile”

そして、11月3日、4日はファン・デ・ファン フラメンコ “La Voz del Vaile”



ファン・デ・ファンと超一流のアーティストたちが贈る情熱のフラメンコ!!

2013年11月3日(日)京都劇場
2013年11月4日(月・祝)シアター1010
両公演ともに開場16:00 開演17:00

出演:
Baile(踊り):ファン・デ・ファン Juan de Juan
Cante(歌):レメディオス・アマジャ Remedios Amaya
Guitarra(ギター):ニーニョ・ホセーレ&ディエゴ・デル・モラオ Niño Josele y Diego del Morao
Cante(歌):マカリネス Makarines / ローラ・デ・モロン Lola de Morón

詳細は
http://www.lostarantos.jp/

フラメンコ・フェスティバル
FLAMENCO FESTIVAL IN TOKYO OCT 12-14

いよいよ今週土曜日からフラメンコ・フェスティバルin Tokyoですね〜
楽しみ!

2013年10月12日(土)~14日(月・祝)
14:00開演(13:30開場)
会場=新宿文化センター大ホール

●10月12日(土) べレン・マジャ&マヌエル・リニャン“TrasmÍn (トラスミン) ”
 天才舞踊家を父に持つサラブレッドにしてトレンドセッター8年ぶりの来日

●10月13日(日) イスラエル・ガルバン“La Edad De Oro (黄金時代) ”
 新境地を切り開く真正フラメンコ

●10月14日(月・祝) ロシオ・モリーナ舞踊団“Danzaora (ダンサオーラ) ”
 天才的な音感、驚異的な身体能力、そして天性の踊り手としての感性

公式サイト
http://flamencofestivalintokyo.tumblr.com/

2013年10月2日水曜日

スペイン&中南米映画の祭典
第10回ラテンビート映画祭
LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013

日本で唯一のスペイン&中南米映画の祭典「ラテンビート映画祭」
今年は10回目を迎え、新宿・京都・横浜・梅田の4都市で開催!

スペイン版白雪姫「ブランカニエベス」、
ペドロ・アルモドバル監督最新作「アイム・ソー・エキサイテッド!」、
ガエル・ガルシア主演「ダヤニ・クリスタルの謎」や「NO」、
その他注目作を多数上映。
豪華来日ゲストとのQ&Aも行われます。

公式サイト
http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/

【開催場所&日程】 ---------------------------------
東京:10月9日(水)~14日(月・祝) 
新宿バルト9(新宿三丁目イーストビル9階)
京都:10月17日(木)~20日(日) 
T・ジョイ京都 (イオンモールKYOTO Sakura館5階)

横浜:10月24日(木)~27日(日) 
横浜ブルク13(TOCみなとみらい6階)

梅田:11/8(金)~10(日)
梅田ブルク7(E-MA(イーマ)ビル7階)
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2013年9月15日日曜日

ファルーカ・スタッフ井戸端会議
日本フラメンコ協会第22回新人公演

日本フラメンコ協会・第22回新人公演の結果

【奨励賞】
・バイレソロ部門
23日15番 井田 真紀
24日18番 朱雀はるな
24日26番 瀬戸口琴葉
25日16番 椎原佳奈子
25日18番 田倉 京
25日35番 永田 健

・バイレ群舞部門
23日18番 amicielo
(仁田友美、籔本夏芽、伊部康子、竹内留理子、大熊和美、西嶋美沙、岩本れい、遠藤郷子)

・ギター部門
該当者なし

・カンテ部門
該当者なし

【準奨励賞】
・バイレ群舞部門
23日22番 エストゥディオ・カンデーラ発「銀河系うずまき号」

・ギター部門
24日 3番 金沢 賢二
24日 6番 江戸 裕

・カンテ部門
25日 6番 ノリコ マルティン

【話題賞】
鈴木 高子 25日10番(カンテ部門出演)


参加者の皆さまお疲れさまでした。
受賞者の皆さまおめでとうございます。


ファルーカ・スタッフが3人が
新人公演で感じたことなど
語り合った井戸端会議を特別公開!

※あくまでもファルーカ・スタッフの個人的な感想です。


K子:
新人公演、おわりましたね~。今年はどうでしたか?

E子:
今年はバイレが少なかったみたい。
もう賞取れる人はみんな出つくしてしまった感があるよね。

H子:
そうなの、出場者の名前を見たら、知らない名前ばかりで、、、。

K子:
注目している人とかあまりいなくて
正直行くのやめようかと思ったんだけど
とりあえず3日目だけ行ってきました!

E子:
そうか、私は一応3日間行ったけど、全員を観たわけではないのー。

K子:
ファルーカスタッフ的にはあまり盛り上がらなかったってことかもね。

E子:
バイレは少なかったけど、ギター・カンテが多かったね
ギターは金沢さん、ちょっと装飾が多かった気もしたけど
聴かせるギターだった。それから中川さん、安心感があったね。

H子:
カンテは鈴木真澄先生のお母様の鈴木高子さん、さすがだったね。
余裕が感じられて、安心して聴けた。

K子:
うんうん、これからも毎年歌ってほしいと思った。
新人公演って年齢は関係ないのかあってつい思っちゃうけどね。

E子:
1日目は黒木珠美さんが目立ってたと思う。群舞は二村広美さんの
ところがモダンなフラメンコではなく、久々にベーシックでいろいろ触っていない
フラメンコの群舞をみたと思った。

K子:
私のフラメンコ友達は、群舞は松彩果さんのところのカンデーラがよかったって
言ってた。

H子:
3日目の椎原佳奈子さん、曽我辺靖子先生の教室とのこと。
堅実で荘厳で空間をつかむソレアだった。

K子:
これは奨励賞だろうなあと思った。

H子:
田倉京さん、周囲の期待が大きく、今まで奨励賞を獲りそうと言われながらとらなかったけど、
今年は華やかで感動があったね。かなり作り込んで、受賞した感じ。

E子
後半、すごく盛り上がってたよね~。何度か彼女の踊りは観たけど
私は今回が一番よかった。今後も注目したい人。

K子:
小林成江さん、美しくて華があるのに、なんか惜しい気がする。

E子
わざと感情を抑えているわけじゃないと思うんだけどねえ。
彼女がはじけたらどうなのかなってすごく興味ある。

H子:
大野環さん、華やかだったね。曲が違ったらまた違う魅力があるのかも。
衣装も素敵だった。

K子:
うん、貫禄とか余裕を感じた。

H子:
永田健さん、昨年とは全く違ったノーブルな感じで
二つのタイプが完璧に踊れることをアピールできたと思う。
私としては作り込んだ凝ったファルーカを見たかったけど、ちょっと欲張りすぎ?

E子:
うん、欲張りすぎ(笑)。完成度の高いファルーカだったと思うよ。

K子:
ええっと、、、あとは、、、
感想少なすぎ。。。

E子:
バックのファン・ビジャールJrのカンテが聴けてよかったけど、
出演者は出費が多くて大変だよね。

K子:
毎年5人も6人も奨励賞受賞者が増えていくと、
だんだん価値が無くなってくるんじゃないかと心配。

E子:
それはそれでいいんじゃないかな。何度も言うけどコンクールじゃないから。
賞金もでないし。

K子:
それもそうね。
では、また来年、井戸端会議続けられたら続けましょう!