2015年12月23日水曜日

東京フラメンコバレエ 旗揚げ公演
2015年12月19日(土)
於セルバンテス文化センター東京 オーディトリアム

写真:東京フラメンコバレエ 旗揚げ公演より

ガジャルダスを踊るメンバー(音楽:ドランテスの「オロブロイ」、
振付:アントニオ・アロンソ、踊り:朝日千晶、金井久美、守屋絵麻、ドレイトン麻里子)

カンタオール、ギタリストによるブレリア
宝、タラント

アレグリアスの群舞(踊り:朝日千晶、金井久美、ドレイトン麻里子、伊藤拓)

梶山彩沙、ソレア
屋良有子、シギリージャス

アントニオ・アロンソのファルーカ

観客の拍手を受ける出演者
【出演】
バイレ: 朝日千晶、屋良有子、梶山彩沙、宝、金井久美、守屋絵麻、ドレイトン麻里子、伊藤拓
カンテ: マヌエル・デ・ラ・マレーナ、ミゲル・デ・バダホス
ギター: 石井奏碧、盛植俊介

セルバンテス文化センター東京にて、アントニオ・アロンソ プロデュースの「東京フラメンコバレエ」の旗揚げ公演が開催された。

アントニオ・アロンソは、グラン・アントニオ、ラファエル・デ・コルドバ、ホセ・グラネーロ等の多くの巨匠の元で踊り、1978年にアントニオス・ガデスが初代芸術監督を務めるスペイン国立バレエ団に入団。80年代にプリンシパル・ダンサーとして同舞踊団で活躍。1997年に来日、現在は東京にてアントニオ・アロンソ・スペイン舞踊・フラメンコスタジオを主宰している。

今回の「東京フラメンコバレエ」をプロデュースすることについて、公演パンフレットに「I HAVE A DREAM」というタイトルで、次の言葉を載せている(原文そのまま引用)。

「東京フラメンコバレエ」、私が長い間描いていた夢が実現しつつあります。日本人アーティストによって構成されたこのフラメンコバレエ団が、この先ずっと末長 く公演を続けていく事を心より願っております。「夢」、それは私がこれまでの舞踊人生で学び得た全て、そして舞踊の素晴らしさを日本の皆様へ伝える事です。
アントニオ・アロンソ

屋良有子、梶山彩沙、宝ら3人のソロと群舞を挟み、アントニオ・アロンソがファルーカを踊ると、最後には日本人の踊り手全員でマノロ・カラスコの「ガデス」を踊り、公演を締めくくった。本公演はセルバンテス文化センターでの2015年最後のイベントとなり、会場のオーディトリアムには多くの観客が詰めかけ満席に、また、駐日スペイン大使、 元駐スペイン日本国大使、濱田滋郎氏など多くの来賓も参列した。
アロンソ氏の還暦記念にも重なり、公演後には、同センター内のスペイン・レストラン「メゾン・セルバンテス」にてディナーも開催された。
(写真と文:青柳裕久)