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ガジャルダスを踊るメンバー(音楽:ドランテスの「オロブロイ」、 振付:アントニオ・アロンソ、踊り:朝日千晶、金井久美、守屋絵麻、ドレイトン麻里子) |
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宝、タラント |
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アレグリアスの群舞(踊り:朝日千晶、金井久美、ドレイトン麻里子、伊藤拓) |
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梶山彩沙、ソレア |
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屋良有子、シギリージャス |
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アントニオ・アロンソのファルーカ |
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観客の拍手を受ける出演者 |
【出演】
バイレ: 朝日千晶、屋良有子、梶山彩沙、宝、金井久美、守屋絵麻、ドレイトン麻里子、伊藤拓
カンテ: マヌエル・デ・ラ・マレーナ、ミゲル・デ・バダホス
ギター: 石井奏碧、盛植俊介
セルバンテス文化センター東京にて、アントニオ・アロンソ プロデュースの「東京フラメンコバレエ」の旗揚げ公演が開催された。
アントニオ・アロンソは、グラン・アントニオ、ラファエル・デ・コルドバ、ホセ・グラネーロ等の多くの巨匠の元で踊り、1978年にアントニオス・ガデスが初代芸術監督を務めるスペイン国立バレエ団に入団。80年代にプリンシパル・ダンサーとして同舞踊団で活躍。1997年に来日、現在は東京にてアントニオ・アロンソ・スペイン舞踊・フラメンコスタジオを主宰している。
今回の「東京フラメンコバレエ」をプロデュースすることについて、公演パンフレットに「I HAVE A DREAM」というタイトルで、次の言葉を載せている(原文そのまま引用)。
「東京フラメンコバレエ」、私が長い間描いていた夢が実現しつつあります。日本人アーティストによって構成されたこのフラメンコバレエ団が、この先ずっと末長 く公演を続けていく事を心より願っております。「夢」、それは私がこれまでの舞踊人生で学び得た全て、そして舞踊の素晴らしさを日本の皆様へ伝える事です。
アントニオ・アロンソ
屋良有子、梶山彩沙、宝ら3人のソロと群舞を挟み、アントニオ・アロンソがファルーカを踊ると、最後には日本人の踊り手全員でマノロ・カラスコの「ガデス」を踊り、公演を締めくくった。本公演はセルバンテス文化センターでの2015年最後のイベントとなり、会場のオーディトリアムには多くの観客が詰めかけ満席に、また、駐日スペイン大使、 元駐スペイン日本国大使、濱田滋郎氏など多くの来賓も参列した。
アロンソ氏の還暦記念にも重なり、公演後には、同センター内のスペイン・レストラン「メゾン・セルバンテス」にてディナーも開催された。
(写真と文:青柳裕久)